今週の礼拝音声と礼拝順序

 2025年8月31日の礼拝音声(当日礼拝後12時頃から)

 

2025年8月31日のYouTubeライブ配信(当日10時20分頃から)

通信状況により音声が不安定となることがあります。

礼拝後に公開する 「礼拝音声」の方もご活用ください 

 

 

2025年8月31日の礼拝説教ファイル

 

 

過去の礼拝説教ファイル

  ※直近のものは、一番下にあります

 

●8月31日(日) 主日礼拝

 

奏楽   

招詞  (エレミヤ書17:7-8)

讃詠   546

信仰告白 (使徒信条)

讃美歌  20

聖書   創世記28章1-22節 (旧約45頁)

祈り       

讃美歌  320

説教  「神の家:これはまさしく神の家である」  藤崎 義宣 先生

祈り  

讃美歌  399

献金     

主の祈

頌栄   539

祝祷

報告

 

☆今週の祈りの課題「主日礼拝への招きを覚えて

 

2025 年8月31日の説教

聖書:創世記28章1-22節

 

「まことに主がこの場所におられるのに、わたしは知らなかった。」という驚き、この発見から、人は神様とともに生きる人生のドラマを始めることがあります。

  ここ数年の日本の夏は、酷暑の夏ともいわれて、夜になっても非常に暑く、いつまでのこの暑さが続くのか、生きにくさを感じます。

私たちのこの生きにくさは、暑さだけではなく、これから日本が、生活がどうなってしまうのか、日本だけでなく、この世界がどのようになっていってしまうのか、未来への不安と恐れが、ますます私たちを生きにくさを感じるようにさせます。今までの私たちが知っていた世界が猛烈な速さで変わっていき、今まで私たちが特に思ってもみなかった良識や常識が足元から崩されていく感じがします。

  これから先、いったいどうなってしまうのかへの不安と恐れを感じたのは、現代人の私たちだけでなく、聖書の人々もそうでした。その一人にヤコブという人物がいます。

  ヤコブは、その名の由来が「かかとをつかむ者」というとおり、双子の兄のエサウのかかとをつかんで生まれてきた男で、ほかの者を抑えて、自分の欲望や野心を優先させたい競争主義、能力主義の現代人の祖先のような人です。彼は、生まれながらに長男に与えられる長子の権と父親の祝福を次男でありながら、父親のイサクと長男のエサウをだまして、自分の力で奪い取ります。その結果、彼の家は分裂し、家族は傷つき、ヤコブは自分の家にいられなくなって、母方の叔父のラバンのところへ旅立ち、その旅の途上である夜、夢を見ます。

 夢の内容は、天から地に向かって伸びる階段を天使たちが上り下りしており、神が直接彼に話しかけられ、ヤコブが何者であって、彼の祖先との神の約束が彼を守り、祝福し、彼を故郷へと連れ帰ってくださるというまったく思いもかけなかった衝撃的なメッセージでした。彼は心の底から驚き、恐れおののきます。彼はこの瞬間に眠りからと同時にこの世界というものに目覚めたわけです。それは、今まで彼は気がつかなかったにせよ、ここは神がおられる世界であり、神が治められ、神が治められる目に見えない天という世界が彼が住んでいる地へと力と意味を注ぎ込んでおられる神の家だということでした。

 ヤコブは、この神が生きて働いておられる神であり、自分が言われた約束をこの地上で実現される方であることを知ります。彼が家から追放され、見知らぬ土地をさまよい、一夜を過ごしたその場所は、神が治められ、神がそこにおられる神の家であり、彼が枕にした石は、天と地をつなぐ天の門であることに気がつきます。この発見は、彼に大きな変化をもたらします。天と地はつながっており、天の意志、天の働きが地を治め、地は天の意図を反映し、地においてその法と約束を実現するのです。この認知が彼に安らぎと、家を追放されたという傷から彼を立ち直らせ、叔父の家という異郷での新しい生活に生き、やがて彼の故郷に神が連れ帰ってくださる希望に生きる旅に耐えさせるものにします。

 この体験は、自分の野心と欲望を自分の力と策略で実現をするという自分中心な無法状態から、この世界が神が共におられる神の家であることを知り、神が治められる家の秩序と希望に自分を合わせ、彼は世界の一部であり、生かされている存在であることを知るのです。 ヤコブの側ではこの夢により、この場所が天の門であり、この世界が神の家であることを知ったわけですが、神の側からいえば、この時にヤコブに触れ、ヤコブを通して約束を実現する機会としたわけです。

  人間の側の方向喪失、自分が生きてきた原理が破綻するとき、自分が生きてきた自分中心という家がこわれ危機に陥るとき、それを超える神の家、神が治められる世界の秩序と神の働きが入ってくる機会となります。

  人は神の存在と働きを知るとき、神のケアに入ることになります。 ヤコブは、この認知から神と共に生きる契約を交わします。この契約は、将来への不安と恐れから、その日一日一日の生活を充実して力いっぱい生きるゆとりと平安の源です。そこから生まれる実りは、神にささげられる聖なる供え物となり、神と人、天と地を結ぶ聖なる経済のかなめとなります。 

 

 

  新型コロナウィルスへの対応の一環として、やむを得ず礼拝に出席できない方のために

新たにYouTubeによる主日礼拝のオンライン配信と今週の礼拝音声の公開を開始しました。

また、毎週の礼拝終了直後(12:30ごろまでに)速やかに音声ファイルをアップロードする予定です。  

※再生の途中で停止するなど、うまく再生できない場合には、音声ファイルをダウンロードしてから再生してください。

 

過去の礼拝音声

 

 

※音声ファイルの公開方法(参考情報)