はじめて教会をたずねる方のための Q&A

 1)教会をたずねる

 2)礼拝について

 3)キリスト教の知識をさらに得るために

 

1)教会をたずねる

Q: 教会はいつ開いているのですか。

   信者でなくても入れるのですか。

A: 必ず開いているのは礼拝時間とその前後。

   また聖書研究や祈祷会などの集会時も開かれています。

 礼拝の時間は日曜日の午前中です。礼拝等の定期的に開かれている集会の正確な時間は集会案内をご覧ください。また、牧師の面会日もあります。

 新しい方の礼拝等の集会への出席は、どんな教会でも歓迎しています。おそれず足を踏み入れて ください。受付の方が親切に対応してくれるでしょう。

 

Q: 礼拝ではどんなことが行なわれるのですか。

A: 礼拝とは、神の招きを受けて共に集まり、神をほめたたえ、心を傾けて神の言葉を聞き、 全身を捧げて神に仕えること、それを具体的にしたものが礼拝内容です。

 ・招  詞: 礼拝への招きの言葉。神からの招きの語りかけとして聞く。

 ・讃美歌: 神を心からほめたたえる歌。心のそこから歌う気持ちで。

 ・信仰告白: 使徒信条を告白する。これは全世界の教会が一致して告白している信仰です。また、 各教派にはそれぞれの信仰告白があり、礼拝の中で告白する場合もあります。

 ・聖書朗読: 私たちに語りかけられた神の言葉として読まれます。

 ・説  教: 神の言葉の説き明かしです。今日の私たちに対する神の語りかけとして聞く。

 ・主の祈り、祈祷: 「主の祈り」は主イエス・キリストが教えてくださった祈りです。祈りは神を 心から敬い、感謝をもってなすものです。

 ・献  金: 神の恵みに対する感謝と献身のしるしです。

 ・祝  祷: 神の祝福とこの世界へ私たちを派遣する祈りです。

 

Q: 礼拝に持参しなくてはいけないものはありますか。

A: 聖書や讃美歌が必要ですし、礼拝の中で献金があります。しかし、聖書や讃美歌は教会 のものを利用できますので、あまり神経質にならないことです。

 礼拝中の献金(神様への捧げ物)は、自由な捧げものですから、ご用意のない方は無理にされる必要はありません。

 

 2)礼拝について

Q: 礼拝の守り方を教えてください。

A: 静かに守ることが大事です。その他、礼拝の途中に出たり入ったりなど、礼拝の雰囲気を こわさないようにこころがけてください。

 礼拝中の、立ったり座ったり聖書を開いたりといった動作は、司会者の言葉に従うとか隣の人のまねをすれば大丈夫です。

 

Q: 新来者カードを書くことや紹介される場合もあるのでしょうか。

A: プロテスタント教会では、名前や住所、電話番号の記帳が求められることがあります。 これをもとに、後日集会の案内などが郵送されることがあります。

 また、礼拝の最後に新来者紹介の時間をとっている教会もあります。もし遠慮したいのならば受付の 人にそう告げるとよいでしょう。

 

Q: 礼拝後の、コーヒーブレイクや会員の集まりに参加してもよいのでしょうか。

A: 時間が許せば参加されることをお勧めします。よい話し相手が得られるなど、新しい世界が開ける チャンスとなることと思います。

 

 3)キリスト教の知識をさらに得るために

Q: 聖書やキリスト教について学ぶには、どういう方法がありますか。

A: 教会に出席し、聖書が語ることを聞くのが最善の方法ですが、それ以外にも、書物から学ぶ、テレビやラジオ などのメディアから学ぶ、さらに講座に通って学ぶ、といった方法があります。

 もっとも手軽なのは、書籍や雑誌などの活字媒体から入ることでしょう。インターネット利用のあなたには 日キ販のサイト「キリスト教の本屋さん」(http://www.nikkihan.co.jp)をお勧めします。

 

Q: 「教派」とはなんですか。

A: 仏教にも宗派があるように、ひと口にキリスト教といっても、年代や地域によってさまざまな 流れがあります。大まかには、東方正教会(ギリシャ正教)、ローマ・カトリック教会、プロテスタント教会 の3つに分けられます。このうち、プロテスタント教会はさらに多数のグループに分かれており、そのグループ をとくに「教派」と呼んでいます。

 

Q: どうしたらキリスト教の信者になれますか。

A: 聖書を通して、特に新約の福音書で語られているイエスを、救い主(キリスト)と信じ、受けいれることが すべてです。

 キリスト教は「教会」にむすびつきます。「ひとりの人がキリストに救われてキリストのものになるという ことと、その人がキリストをカシラとする教会の一つの枝とされるということは、同じことをちがった表現で あらわしただけのことです。教会は、かれのキリスト者としての存在と生命にかたく密着しているのです。」

 一般的な形として、特定の教会の礼拝に通い、その中で信仰を養い、信仰告白して教会に受けいれられて信者と なります。この受け入れの儀式を洗礼といい、クリスマスの時などに多くの教会でこの洗礼式が行なわれます。